1.あの時の悲鳴が あとを辿って追いかけてくるよ
  忘れないのは死なないからだ
  死ねないのは忘れられないからだ






2.さぁ、小さな声をあげてください
  君の居場所がわかるように
  君の存在が消えてしまわないように






3.自分を犠牲にして人を助けた人間と
  相手を犠牲に助かった人間と
  結局 痛いのはどっちなんだろう?






4.「ダメ」だと言ったのに
  何で君は、何で君は
  ボクの目の前に立っているの






5.泣き叫んでください
  何か戻ることなど 決して無いけど
  それでも 泣き叫んでください
  全ては君の顔が苦痛に歪むのが見たい為だったのだから






6.カタカタカタカタカタ
  飴玉の転がる音がするよ
  小さな子供は 何でこっちを見て笑ってるの?






7.貴方に決めさせてあげましょう
  一瞬で死んでしまうのと
  苦しみながらも寿命まで生きられるのと
  さぁ、どっちがいい?






8.差し伸べた手の先に
  あったのは 一体何でしたか?






9.助かった
  そう思ったら
  きっと もう帰ることなんて出来ないよ?






10.私の名前を呼んでください
   一度でいい 一度でいい
   私がここにいたという事を確かめさせてください






11.この世界が信じられないだなんて
   そんな事言わないでよ
   だって 世界だって貴方なんか信じてないもの






12.住み慣れた部屋でさよならと言って
   もう、ここには戻ってこなくていいから
   貴方とは来世でも会うことなどないといい






13.冷たいガラスに頬をよせた
   涙など この鏡と同化してしまえばいいのに






14.一点を見つめる その瞳が怖い
   何を見ているの?
   光を映さない貴方の瞳は 何を見ているの






15.縋るものなんて無い
   縋るものなんて要らない
   そんなものに縋ってまで立ち上がりたくない
   このまま這い蹲って、生き抜いてやる






16.お願いだから
   差し伸べた手を掴んでください
   僕をここから出してください







17.精神を保て 感覚にのまれるな
   恐怖など飼いならしてしまえ






18.世界は上手く組み込まれた
   大きなプログラム
   それならば、使いこなしてゆかなきゃ損でしょ?






19.戻らない世界が愛しさを増している
   灰の風が吹くこの場所で
   ボクはただ笑い続ける






20.私が私でなくなってくよ
   どうか私を抱きしめてください
   私が私であると言ってください